coLinux install memo(FedoraCore5 RootFS)

colinux(バージョン:0.64)とFedoraCoreのイメージをダウンロード。
colinuxはstable、FedoraCoreはRoot FS Images - 2.6.x-basedってところから。
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=98788

install

落としてきたcoLinux-0.6.4.exeを実行し、インストール。
今回はWinPcapを使用するのでインストーラでTAPは解除しておく。
インストールパスは「C:\colinux\」に変更。
途中でWinPcapダウンロードサイトURLが表示されるので、選択してダウンロードしておく。


インストールが終わったらWinPcapをインストール。
再起動を要求されるので再起動する。
(再起動を要求されないこともあるらしいです。ネットワーク接続ができない時は再起動するとなおるかもしれません)


FedoraCoreのイメージをcolinuxインストールフォルダに解凍する。
ちなみに落としてきたのは「FedoraCore5-2006.8-ext3-2gb.7z」。
7zipなのね。一緒にbatファイルが入っていたけど必要ないので削除。
ファイル名を「root.ext3」に変更(必須ではない)。

swapのイメージを探していたら親切な人が公開していたので利用させていただく。
サイズはお好きなものをどうぞ。
http://gniarf.nerim.net/colinux/swap/
これもcolinuxのインストールフォルダに解凍。
解凍したファイルの名前を「swap_device」に変更(必須ではない)。


C:\colinux\default.colinux.xmlを編集。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<colinux>
    <block_device index="0" path="\DosDevices\c:\coLinux\root.ext3" enabled="true" />    
    <block_device index="1" path="\DosDevices\c:\coLinux\swap_device" enabled="true" />
    <bootparams>root=/dev/cobd0 fastboot nogui</bootparams>
    <initrd path="initrd.gz" />
    <image path="vmlinux" />
    <memory size="512" />
    <network index="0" name="Local Area Connection" type="bridged" />
</colinux>

で、重要なのがnetworkのとこ。
スタートメニュー→設定→ネットワーク接続を開いて「ローカルエリア接続」を「Local Area Connection」にリネームする。
colinuxが0.62以前は「ネットワーク・アダプタ名」を指定する(はず)けど、「ネットワーク接続の名前」になった。
これでWinPcap接続ができるようになる。

colinux起動

colinux-daemon.exe -t nt -c default.colinux.xml

で起動する。
username:rootで入れる。passwordは無い。

password変更できねー

passwdしてもエラー発生。

/usr/share/cracklib/pw_dict: error reading header

こんなメッセージが。
ファイルサイズ0だし。

cracklibをインストールしなおせば直るらしいので再インストール。

yum install yum-utils
yumdownloader cracklib-dicts
rpm -Uvh --replacepkgs cracklib-dicts-xxxxx.rpm   ←落としてきたファイルの名前で

ssh

sshでログインできるようにする。
sshdをインストールし起動する。

yum install openssh-server
/etc/init.d/sshd start

puttyでアクセスするんだけど、

Server refused to allocate pty

と表示されたままログインできない。
とりあえずCTRL+Dで終了させる。


いろいろ調べたところ解決方法がずばり書いてあるところを発見。
CoLinux + Fedora Core 5 RootFS - group.silver.arrow - silver-arrowグループ
/etc/udev/makedev.d/50-udev.nodes に

tty0
ptmx

を追加して再起動すればOK。

ネットワーク

わざわざcolinux-daemon.exeを実行するのは面倒だし、サービス登録して利用するつもりなので、DHCPだと困る。
デフォルトはDHCPになっているのでstaticに変更する。

yum install system-config-network-tui

した後に、system-config-network を実行して設定してあげる。

coLinuxをサービス登録

一旦colinuxを終了させる。
次のコマンドを実行するとサービス登録できる。

colinux-daemon.exe -c default.colinux.xml --install-service "colinux"

逆にサービスを解除したい場合は

colinux-daemon.exe --remove-service "colinux"

でOK。「"colinux"」のところはお好きな名前で。


登録はされたけど起動はしてないので起動する。
「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」で一覧が表示されるので、
先ほど登録した名前(colinux)を選択して右クリック。
ここで開始を選んでもいいけど、Windowsの起動時に自動起動にしたいのでプロパティを選択。
スタートアップの種類で「自動」を選び、更新。
そしてサービスを開始させる。

おわり

これで一通り準備が整ったのであとはお好きにどうぞ。
一点、デフォルトでキーボードが英語配列になっているので、日本語配列にしたい人は

yum install system-config-keyboard

すると幸せになれるらしいよ。